Handmade de SMILE

Vol23.ハンドメイド好きは遺伝する?(布小物作家・Cheap Childさん)

先日、ミュージカルを観に行きました。ミュージカルなんて十何年ぶりだろう。結婚して、子どもができてからは、毎日の生活に追われて、そんな芸術的な分野とはすっかりご縁もなく…。映画に行くのが精一杯って感じだったけれど、たまたま話題のミュージカルに、小学校のときの同級生が出ているという噂を聞き付けて、こりゃ観に行かなくちゃ!と張り切って行ってきたのです。
小学校のときの同級生とは、以前コラムにも書きましたが、私は父の仕事の関係で台湾に住んでいたのですが、日本人学校のときのクラスメイト。小学校卒業と同時に私は帰国したので、その彼とはずっと会っていませんでした。大学を卒業し、社会人になりたてのころ、台湾時代の同級会があり、そこで再会。一流大学を卒業し、大手メーカーで働いていた彼でしたが、その会社を辞めて、有名劇団に入るという話を聞きました。誰でも知っている有名劇団。ミュージカルが主流なので、音大出身の方が多いのでは?でも彼は普通の大学を出て、普通の会社に勤めていたはず。どこでそんな歌を学んだのだろう、なんて思っていたのですが、彼の歌唱力は環境にあったのです。彼のお父さんは牧師さん。お父さんの賛美歌はそれは素晴らしいものでした。同級生ということもあり、私も週一度、彼のお父さんがいらっしゃる教会学校に通っていました。あのお父さんの息子なら、絶対に歌がうまいはず!遺伝子を受け継いでいるに違いない!小学校のときに彼の歌を聞いたことはなかったけれど、「あのお父さんの息子なら」と、妙に納得できてしまいました。育った環境ってありがたいものだな、と。

こんなおもちゃも我が家にはあります。次男がどうしても欲しい!と言い張って。今年はこれで長男も次男もマフラー作りに挑戦していました
次男作、毛糸のコサージュ。いろいろな毛糸を合わせて作りました。毛糸も息子のチョイスです

そんなことを考えていたら、私のハンドメイド好きのルーツも母だったなぁと思ったわけです。母はそんなにマメなほうでもないとは思うのですが、何気なくいつも手作りのものを与えてくれていました。短大を卒業した後は花嫁修行で洋裁学校に通っていたそうです。小さいときの写真を見ると手作りの洋服を母とお揃いで着ていたり、洋服や靴下に穴が空くときれいに直してくれたり。クリスマスには靴下ではなく、なぜか軍手の指ひとつひとつに可愛いアップリケを付けてくれて、これを枕元に置いていたこともありました。さすがに洋裁学校に行っていたからか、手際がよく、ささっと作ってくれるのです。そんな母を見て育ったからか、小さいときから私は手芸が好きでした。決して上手ではないのだけど。母の影響は大きかったと思います。
私には娘がいないけど、息子たちも手作りには興味津々。夏休みに長男がトートバッグを作ったことはご紹介しましたが、この前、幼稚園年長さんの次男が、毛糸でコサージュを作ってくれました。「なんてメルヘンチックな!」とは思いながらも、私がやっていることを見て、自分なりに考えて一生懸命作る姿は感動モンでした。最近では女性と男性の領域も変わってきていますよね。料理をする男子、編み物する男子、手芸をする男子。うちの息子もその線でイケるかも。
息子とハンドメイド魂を共有できるなんて、思ってもみなかったけど、最近、それもアリだな、とニヤニヤしています。

プロフィール
布小物作家 Cheap Childさん
2人のお子さんのママ。愛知県内の雑貨屋さんで、バッグやポーチなど、リネンやコットン素材の布小物を販売。“可愛くて使える”にこだわった雑貨にファン多数。
布小物作家 Cheap Childさん

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「えがたま」が厳選したこだわりの手作り生活を送っている女性たちのコラムをお届けします。内容もソーイングや美容、料理と幅広いですよ。