Handmade de SMILE

Vol27.感謝の気持ちを手作りに込めて(布小物作家・Cheap Childさん)

 「東日本大震災により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。毎日のニュースに本当に心が痛み、自分に何ができるんだろうと考える日々。小さなことしかできないけれど、小さなこともたくさん集まれば大きい力に。1日も早い復旧と復興をお祈りしています」

 春は出会いと別れの季節、なんて言いますが、この3月、小学三年生の長男の担任だった先生が定年退職されました。母と同世代の女性で、先生ご自身にも私くらいの娘さんと息子さんがいらっしゃる、親子くらいの年の差がある先生。一年生、二年生と、わりと若い先生だったので、ベテラン先生の教えはいつも的確で、感心することが多く、子どもたちはもちろん、親である私もこの一年でだいぶ成長させていただいたような気がします。
 クラスメイトに妹が誕生したときのこと。クラスのみんなに生まれたことを知らせるだけでなく、出産の大変さを教えてくれました。
「お母さん、赤ちゃんを産むことが女の人の一生の中でとても大切な仕事なんだよね。赤ちゃんを産むのってすごく痛くて大変なんだよね」
と長男が目をキラキラさせて話してくれたことは忘れられません。
 友だちの妹誕生というステキなニュースと一緒に、出産の素晴らしさまで子どもたちに伝えてくれるなんて!と、とても感激し、個人懇談会で、先生にそのことのお礼を言いたくて、話していたら感極まって、涙が出てしまったことも。とても素敵な先生で、退職されてしまうのが残念でした。

年齢には関係なく喜ばれるポーチは私の定番プレゼント。贈る人に似合いそうな柄や色を選んでいます。
幼稚園のころからずっと仲良くしてくれている息子のガールフレンドには手作りシュシュを作ってプレゼント。

子どもにとって、学校の先生の影響って大きいですよね。
 私自身も小学生のころ、担任になってもらった先生が大好きで、将来は小学校の先生になろうと思ったものです。家庭科が得意な先生で、指貫きを使ってぞうきんをあっという間に縫ってしまう「運針(うんしん)」を教えてもらったのもこの先生でした。先生はすごく早くて、私も何度も練習したけれど、どうしてもうまくできなくて。大人の女性という感じの先生、私ったらもうあの頃の先生の年齢を越えてしまいました。まだまだ「運針」で上手にぞうきんは縫えませんが…。
 この春、お別れしたみなさんには手作りパクパクポーチをプレゼントしました。「お世話になりました」の感謝の気持ちを込めて。もちろん長男の先生にも。三年間仲良くしてくれた幼稚園のママ友たちにもプレゼントしました。それぞれをイメージした色や柄を選んで。作りながら、親子共々本当に楽しい幼稚園生活だったなぁと、いろいろ思い出しました。手作りのポーチのプレゼントなんて自己満足的なところもあるけれど、みんな喜んでくれたのでうれしかったです。やっぱり「手作り」は気持ちが通じるような気がします。
 さて4月からは次男も小学生。新しいお友だちができるかなとドキドキしながら、毎日元気に小学校に通っています。長男の今年の担任は私と同世代の男の先生。毎日、生徒一人一人にお手紙を書いてくれる熱血先生です。
どんな一年になることか。新しい出会いにも期待ができそうです。

プロフィール
布小物作家 Cheap Childさん
2人のお子さんのママ。愛知県内の雑貨屋さんで、バッグやポーチなど、リネンやコットン素材の布小物を販売。“可愛くて使える”にこだわった雑貨にファン多数。
布小物作家 Cheap Childさん

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「えがたま」が厳選したこだわりの手作り生活を送っている女性たちのコラムをお届けします。内容もソーイングや美容、料理と幅広いですよ。